気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩

出版社:株式会社 清文社

  • 登録情報

    著者:
    石王丸周夫
    出版社:
    株式会社 清文社
    ISBN:
    978-4-433-74402-1
    発刊日:
    2022-12-09
  • 定価 ¥2,200 (税込)

  • 商品の紹介

    会社の経営を大きく左右しかねない「天気・天候・気候」について、会計の視点を交えて解説しています。大雨・台風など日々の天気や天候不順がもたらすリスク、昨今の気候変動による社会への具体的な影響など、広く会社経営に役立つ知識が満載しています。


    ──────── 目 次 ────────

    第1章 そもそも「天気」「天候」「気候」はどう違うのか
     1 「明日の天気」のことを「明日の気候」とはいわない ~時間スケールの違い~
     2 「千代田区の天気」のことを「千代田区の気候」とはいわない ~対象範囲の違い~

    第2章 日々の天気と経営 昔からある、そしてこれからもあるリスク
     1 売上高への影響
     2 原材料、売上原価への影響
     3 販管費への影響
     4 有形固定資産への影響

    第3章 天気・天候に係る事例分析
     1 梅雨明けの遅れがコンビニの売上に及ぼす影響
     2 気温の推移が衣料品の売上に及ぼす影響

    第4章 天候不順と経営 異常な天気の継続がもたらす影響
     1 海外の干ばつが日本の菓子メーカーの業績に与えた影響
     2 タイの洪水が日本企業の財務に与えた影響
     3 はるか遠くの海水温度異常がもたらす影響 ~エルニーニョ現象とラニーニャ現象~
     4 厳冬で花粉が飛ばなかったことによる「減収減益」

    第5章 気候変動で激変するものは何か?
     1 資源の枯渇に気づいた人類はどう行動するか
     2 年平均気温について見落としがちなこと
     3 今世紀末の夏は毎日が猛暑日と熱帯夜に
     4 雨の降り方が極端になる
     5 それは気温の上昇だけではない

    第6章 気候変動と脱炭素による社会への具体的な影響
     1 脱炭素が正義になった
     2 レジ袋有料化で昭和時代に逆戻りした買い物
     3 モノへの制約をどう補うか
     4 モノへの制約を情報で打開したシェアリングエコノミー
     5 固定費の比率が高くなるシェアビジネス
     6 損益分岐点の求め方
     7 制約を受けるモノ(炭素)から制約を受けないモノ(水素)への転換
     8 消費者の価値観の変化に翻弄される売上高
     9 環境コストの上乗せによるライフサイクルコストの上昇
     10 マテリアルフローコスト会計と二酸化炭素排出量の削減
     11 環境負荷の高い従来型産業の減損リスク
     12 座礁資産と減損会計の関係
     13 モノへの制約を突破する研究開発投資の増加

    第7章 日本企業にとって気候リスクとは何か?
     1 気候に関するリスクをどう分類するか ~物理的リスクと移行リスク~
     2 有価証券報告書における気候関連リスクのヒット件数
     3 環境先進国のヨーロッパにハリケーンは来ない
     4 日本は自然災害リスクの高い国                                                    

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